One way ticket
                        うさお

                  
 

 Tomy jr.さんのアカペラ・ライブはスタンダードな曲が多かった。「いいねえ、古い曲は!」とうさおは思いました。
 久しぶりにyou tubeに行ってみると、綺麗な姉さんが歌う「One Way Ticket (To The Blues)」が見つかりました。早速聴いてみると、あれっこんな曲だったかなと違和感を感じました。


この人は誰でしょう?(AIで生成したようだが?)

 https://www.youtube.com/watch?v=bgqfQc1Pons

 ニール・セダカの曲を探し出し聴いて見ると、昔、平尾昌晃や山下敬二郎が歌っていた、懐かしい歌いっぷりです。何が違うんだろう。


ニール・セダカ

 ニール・セダカさんの曲の歌い出しの前に、「One way ticket」と言うフレーズが数回繰り返して入っています。違いはこれだっ!
 このコーラスが入っていると、歌謡曲風にもダンス・ミュージック風にも聴こえます。

原曲
Choo choo train
a-chuggin' down the track
Gotta travel on
Never comin’back
Woo ooo
Got a one way ticket to the blues

Bye bye love
My baby's leavin’me
Now lonely teardrops
All that I can see
Woo ooo
Got a one way ticket to the bIues

I'm gonna take a trip
To lonesome town
Gonna stay at heartbreak hotel
A fool such as I there never was
I cried a tear so well

(以下略)

 One Way Ticket (To The Blues)は、ニール・セダカが1959年に歌ったクラシックなものです。作詞・作曲はハンク・ハンター、ジャック・ケラーです。
 この歌詞の中に当時のヒット曲の名称が入っている有名な逸話があります。
「Bye Bye Love」
「Lonely Teardrops」
「Lonesome Town」
「Heartbreak Hotel」
「A Fool Such as I」
「I Cried a Tear」
ってことは、ほぼパクリじゃん。まあ、オマージュって言い方もありますけどね。


ハンク・ハンター 作詞・作曲

ジャック・ケラー 作詞・作曲

 さて、元の歌い手さんのところに戻ってみましょう。
 「Eruption | Lyrics」と書かれています。ディスコバンドEruptionが歌っている歌詞バージョンってことなのかな。
 このバンドのメインボーカルは、Precious Wilsonと言う女性ですが、彼女はジャマイカ出身なので画像のような金髪碧眼ではありません。じゃあ違う歌手さんなのかな。しかし、歌い初めに原曲に無いフレーズを入れてディスコ・ミュージックに仕立てて歌っています。
 その後、Precious Wilsonはバンドを抜けドイツに渡ります。


Precious Wilson

 ならば、ドイツで「One Way Ticket」をディスコ風にカバーしている歌手さんはいるかなと思って探ってみました。

 Tanja Thomasと言う歌手さんは、別名Michelleとして70年代のディスコ・ミュージックとして「One Way Ticket」を歌っています。この人と風貌はよく似ていますが雰囲気はまるで違います。最初の画像はメイクばっちりですからね。


Tanja Thomas

 最近、英国の歌手アデルさんが、2021年にぽっちゃりさんから45㎏減量して美人さんに変身した記事を読みました。何か冒頭のyoutubeに雰囲気が似ている気がする。
 しかし、アデルさんが「One Way Ticket (To The Blues)」を歌っている記録はないそうです。もし歌っているように見えるなら、AIによるフェイクですね。


Adele

 結局、AIで作られた画像、音声の正確な出典元を探るのは至難の業だと思い知りました。AIがこれほど生活の中に入り込んでくるとも思っていませんでした。
 だからこの歌手の実態は何も判りません。